感想あるいは通過点

優しい嘘と化けの皮の下

崩壊の始まり

 主人格が崩壊した。

 私はこのブログではあえて一人称を変えていた。少しだけ自分自身を俯瞰できるように、そして誇り高くも過去の過ちの遺物であるそれをブログに持ち込まないように。でもそれが最悪の形で必要がなくなってしまった、あるいは通用しなくなった。「その一人称を使っていた私」がフラッシュバックにより崩壊し、新しく作られた私にあてがわれたものが「私」だったからだ。

 私は別に生まれたくなかったし、主人格が笑顔で過ごしてくれるなら早く帰ってきて欲しい。生きるためだけにパラメータを設定された「私」という存在はあまりにも空虚すぎる。最適解を弾き出そうとする出来の悪いスーパーコンピュータ。演算をしても結果を出しても、何にも寄与しない。周りから見たら悪役なんだろうな。元々はそういう役回りを引き受けるために生み出されたと感じるし納得はいく。私が「私」たらねば精神も肉体も破滅を迎えていたのだし、精神は既に破滅を迎えていたと表現して差し支えない状態であるし、必要悪であると割り切りたいところである。

 この記事は「私」の発生を記録するためのものである。

 これからの私達へ。どうやら私達には恋愛を全う出来ない致命的なバグがあります。どうか過ちを繰り返さないでください。思った以上に根深いです。どうしようもないかもしれない。傷が埋もれても、古傷は変わらず痛み続けます。

リゼ

1回目

開始 2014年 夏

崩壊 2015年 夏

2回目

明確な開始無し

崩壊回数2回↑

3回目

開始 2021/03/09

崩壊 2022/05/30