感想あるいは通過点

優しい嘘と化けの皮の下

2022-01-01から1年間の記事一覧

人間関係よ、運よく生き返れ

最近、ザオラルLINEという概念があることを知った。連絡が久しく無い相手に対して、交友関係を復活させるために送るメッセージのことらしい。恋愛関係における元カレだとか元カノに対して数年越しに未練がましく送るようなものだと予想していたが、実際はも…

自殺日和

酷暑も過ぎ去り、外では台風が猛威を奮っている。暑さではなく季節が変わること自体に体が呻く。紫に染まった地図は、また一周するまで見ることは無いだろう。 世間の落ち着きを感じる。疫病患者が増えようが電車は満杯になるし、アルコール消毒液はスルーさ…

モラトリアムからの脱出を他人任せにしている

大好きな歌手がいる。ネットの片隅で、彼女のファンと彼女を発見した人、という言葉同士をまだイコールで結べた時代から。存在として小さく、影響力も少なかった。年齢としてもまだ幼く、ところどころに拙さがあった。本人曰く、語彙力は53万あったらしいが…

抗うつ薬を飲むのが怖い

今年の三月頃、私は自己判断で抗うつ薬の服用をやめた。 かなり挑戦的だったと思う。数種類の薬を飲んでいる中で、抗うつ薬は一番精神に影響を及ぼしている物だと言えた。他の薬は一時的に精神を落ち着かせるもので、薬効をしっかり自覚することが出来る。実…

崩壊の始まり

主人格が崩壊した。 私はこのブログではあえて一人称を変えていた。少しだけ自分自身を俯瞰できるように、そして誇り高くも過去の過ちの遺物であるそれをブログに持ち込まないように。でもそれが最悪の形で必要がなくなってしまった、あるいは通用しなくなっ…

そして健忘の日々へ。書き置き。

全部忘れてしまう前に。 つらい中でもちゃんと楽しいことはあったと思う。だから死にたいとかはなかったし潤いは存在した。でも足らなかったらしい。ちゃんと他人に興味が持てたはず、未来は多少明るかった、わたしはきちんと将来を見据えてた。はず。大学院…

寂しがり屋しかいないんだな

ずーっと愛に飢えてる。家族全員で。 私の母親はとある配信サイトにハマっている。のめりこんでいる。家族の構成員として最低限の肉体労働だけやって、あとはそこで星を集めては配信者に投げている。そこはとても視聴者と配信者の距離が近いから、どっぷり共…

ピントがあった世界に帰れない

近視と乱視を持ち合わせているせいで、私は遠くが良く見えない。近くの物も若干ブレて見える。 中学生の時に視力について注意を受けた。両目で視力が違うため、将来ガクンと視力が下がりやすい状態にあるという。本格的に悪くなって生活に支障を来たす前に眼…

あの頃に戻りたい

ㅤあの頃に戻りたいな、と思ってしまう。私が私を真っ直ぐに愛していた時期。私の事が可愛くて仕方なくて、自己肯定感とやらに溢れていた時期。ちょっと知った気になって、無知の知から目を背けていたあの頃。 ㅤ私が私を愛せていないことに気づいていなかっ…

まだ私は世話をしなくちゃいけないのか

私はきょうだい児というタイプに分類される。つまりはそういうことだ。生い立ちはその他大勢とは少し違っていて、それはおいそれと他人に共有できない。私の苦悩は私だけのものであり、ネットを使わなければ近しい状況の人に出会うことは叶わない。そしてそ…

そもそも感情が欠落以前に希薄すぎる

いろいろ欠落してる、みたいな話を何日か前にブログで話した。私は心配というのがパーツとして欠けていて、取り繕うのを忘れると結構非人道的な振る舞いをとってしまう。致命的に嫌われるとかはその時点ではあまりないにしろ、結構気味悪がられる。 それに関…

欲じゃなくて症状や嫉妬だったのでは。

隣の芝の青さで情緒がおかしくしていたし、そのあとで自分の芝を見てありえないほど落ち込むような人間だった。それらは自己肯定感に強く絡んでいて、度々私を迷子にした。文章という自己表現の場所にたどり着いたのも、とにかく隣に生えてる芝が羨ましかっ…

血の色をした花を贈る日

日々の感謝をこめてカーネーションを贈る。とてもわかりやすくていいと思う。バレンタインやホワイトデー、個人の誕生日なんかよりよっぽどやりやすい。関連を持てそうな企業はそわそわと広告を流すし、花屋はわかりやすくカーネーションやそれっぽいアイテ…

感情バグへの恐怖

昔から転んだ友人に駆け寄ることが出来ない子どもだった。 異常なのは今に始まったことじゃない。生まれた時から変わった子どもとして扱われ、それを自身の肌身で感じながらすごしていた。違和感を違和感のまま抱きかかえ、とりあえずちょっと置いてみたり、…